マルチアンプ方式について

2010.08.12記


はじめに
マルチアンプ方式は、ポイントを掴めば、低価格で海外の著名な銘機さえ押しのける実力のシステムに構築出来る可能性を秘めています。
これは、長年真剣に、マルチアンプ方式に取り組んできた結果を言っています。最近は、インターネットの普及で、掲示板等でマルチアンプを全く判らない人まで、聞きかじりで、マルチアンプ方式を否定したり難しいと難癖を付けてきます。似非マルチ方式の店などの音を聞いてマルチは難しいやら泥沼と言いますが、基本は簡単なことを理解すれば良いだけです。システムの向上を望まない人はマルチアンプ方式をやる必要はありません。

マルチアンプ方式とLC分割方式

マルチアンプ方式
プリアンプから出力される全帯域(フルレンジ)の信号をチャンネルデバイダーと言う周波数分割装置でスピーカーの受け持つ帯域ごとに分割してパワーアンプに送り込みます。パワーアンプで増幅された音楽信号はそのままスピーカーを駆動します。

LC分割方式
プリアンプから出力される全帯域(フルレンジ)の信号をそのままパワーアンプで増幅します。増幅された大きな信号は、スピーカーのLCネットワークで周波数分割されます。この時、中音、高音はスピーカーの能率が高いため、せっかく増幅したのにアッテネッターで減衰(調整)する必要があります。